東京の公園、遊び場 グリーンパーク/Green-Park

東京近辺の公園、遊び場情報をお届け!

子供を連れて、いろいろ探して遊びに行った経験から、東京近辺の公園や遊び場を紹介します。

東京タワーの眺望抜群!日本の歴史を感じられる日本で最も古い公園『芝公園』in 港区

増上寺と東京プリンスホテルの周りに環状に広がった公園。三田線の芝公園駅か御成門駅からすぐ。

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芝公園の南西から撮った東京タワー。今でも東京のシンボル。

 

~芝公園駅から御成門駅へ時計回りに歩いてみました(所要時間約1時間)~

 

<目次>

 

①銀世界の梅林

公園の南東にある約70本の紅梅・白梅の梅林。「銀世界」の梅とは、梅屋敷に咲く白梅の景色がとても素晴らしかったことから、その名が付いたそうです。見頃の時期は2月中旬から3月上旬。

 

②芝丸山古墳

公園の南に位置する、全長110mの都内最大級の前方後円墳。

 

③伊能忠敬測地遺功表

古墳の頂上にある、伊能忠敬の功績をたたえた「伊能忠敬測地遺功表」。ここに建てれれたのは、伊能忠敬の測量の起点となったのが、芝公園近くの高輪大木戸であったことによるとのこと。

伊能忠敬と言えば、初めて日本地図を作り上げた人ですが、天文の勉強を始めたのが50歳の時、55歳から日本全土を歩いて測量を開始し、17年かけて日本地図を作り上げ、73歳で生涯を閉じたということですから驚きです。

人間引退なんてものは無く、最後まで勉強や仕事、社会貢献できることがあるのではないかということを思い知らされたような。今の世の中は、若い時に猛烈に仕事をして、引退してのんびり過ごすのが普通ということがある意味変であって、社会の既成の枠組みに囚われてしまっているだけなのではないかと。年を取るにつれて、自分のできることに制限をかけてしまっている自分にも戒めにもなります。

2018年は伊能忠敬のちょうど没後200年ということで、たった200年前に地図を作るのがどれだけ大変か、それをやり遂げたことに頭の下がる思いです。

 

④もみじ谷

東京タワーの真下にある、一帯にモミジが植えられた樹林で、秋は紅葉スポットです。見頃は11月中旬から12月上旬。

残念ながら、平成31年度末まで改修工事中だそうです。「景観の復元」「魅力ある空間の構築」「快適安全な整備」を目的としているそうで、改修後が楽しみですね。

 

遊具のある広場は3か所です。

⑤のびのび広場

東京タワーから一番近い遊具のある公園です。東京タワーを眺めながら遊べます。運動遊具が充実しており、懸垂やつり輪、バネ付平均台、バスケットボールゴールのようなリングネット等があります。他にも子供用のすべり台やスプリング遊具あります。

 

⑥児童遊園

公園北側にある児童向けの遊具広場。御成門駅からすぐ。複合遊具とブランコ、すべり台。 主に幼児向け。

 

⑦健康歩道

公園南西にある体力測定ができる歩道。懸垂、立位体前屈、立幅跳び、腕歩行、垂直飛び等の5項目・9種類の運動器具があります。公園で自然を感じながらランニングをして、体力も鍛えることができるという一石二鳥ですね。

 

⑧多目的運動広場

公園北側に広い広場もありますので、ボール遊びなんかもできます。

 

~本日の行程~

以下の行程で周りましたので、参考にしてください。

スタート:芝公園駅→①→②→③→⑦→⑤→④→⑧→⑥→ゴール:御成門駅  (所要時間約1時間)

 

 

 

~歴史~

芝公園は、日本で最も古い公園の一つで、明治6年の太政官布達によって、上野、浅草、深川、飛鳥山と共に芝の5カ所が、日本で最初の公園として指定され、以後の公園造成のさきがけとなった。当初は増上寺の境内を含む広い公園だったが、戦後の政教分離によって境内の部分が除かれ、環状の公園に。園内には古墳時代の史跡から江戸や明治期の名残を残す樹木など、日本の歴史を感じることができます。

 

明治になって公園という概念が 導入され、みんなが憩いまたは楽しむためのスペースが確保されたことに意義があると思うのですが、昨今の安全性、プライバシー等のために制限された場所が多くなるにつれて、無料で誰でも利用できる公共的な空間としての公園の重要性がますます高まってくるのではと思っています。そのためには、公園をもっともっといろんな人に利用してもらえるよう整備し、リアルなコミュニケーションできる場として活用したいですね。

駐車場はありませんが、地下鉄駅からすぐ。

 

基礎情報

遊具充実度:★★★☆☆
広さ:★★★★★
駐車場:無
トイレ:有
所在地:〒105-0011 東京都港区芝公園